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A.ランゲ&ゾーネの世界1本限定がフィリップスで競売に!

1815スチール

 

A.ランゲ&ゾーネの世界1本限定が
フィリップスで競売に出品。

 

 以前のブログで、昨年1月に逝去された4代目当主にして、ランゲ再興の立役者でもあるウォルター・ランゲ氏へのオマージュとして発表された、1815“ウォルター・ランゲへのオマージュ”という新コレクションについて紹介しました。そして、そのなかでそれをベースにした世界で1本だけという特別モデルが作られるという話しにもちょこっと触れましたが、その詳細が決まったようなのであらためてお伝えしたいと思います。
 
 この特別モデル、何が特別かというと、文字盤がブラックエナメル仕上げなのもそうですが、一番はスチール製ケースを採用している点です。スチールといえば、時計としてはごくあたりまえの素材ですよね。しかしながら、すべてのコレクションのケース素材にゴールドやプラチナといった高級素材だけを使うA.ランゲ&ゾーネにいたっては、逆に極めて異例のことなのであります。
 
 ではどうやって販売されるのか。それはジュネーブにあるオークションハウス「フィリップス」(Phillips in Association withBacs & Russo)で2018年5月12~13日に開催されるオークションに出品されるとのこと。

 

ランゲCEOのヴィルヘルム・シュミット

このオークションを取り仕切る、時計専門家として有名なオーレル・バックス氏(中央)と、A.ランゲ&ゾーネ本社CEOのヴィルヘルム・シュミット氏(右)。


 

世界でたった1本ですからねぇ〜。
世界中の時計愛好家、垂涎の的になることは必至!
さてさて、どんなハンマープライスとなるのやら。。。
ちなみに、この競売での収益金は、心身に障害を持つ青少年の支援活動を世界中で展開しているチルドレン・アクション財団に寄付され、同財団で外科医療プログラムに役立ててもらうとのことであります。
すばらしい!
 
時計の詳細は12月8日のブログをご覧くださいませ。。

 

菊地 吉正

菊地 吉正 – KIKUCHI Yoshimasa

 
時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」、近年では女性向けウオッチマガジン「ワッタイム」と、時計関連の雑誌を次々に生み出す。また、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のプロデューサーとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。GERMAN WATCH.jp編集長。

2018.04.01 UPDATE