• facebook
  • twitter
  • instagram
HOME > WHAT’S NEW > TOPICS > 昔ながらの製造方法で生み出す高品質ミラネーゼブレス

昔ながらの製造方法で生み出す高品質ミラネーゼブレス

シュタイプのミラネーゼブレス

 

STAIB

シュタイプ

 

高い品質を裏付ける
シュタイプ独自のノウハウ


 
 1950~60年代に人気を集めたミラネーゼブレス。
 金属の線材を編み込んで製作するこのブレスレットは、ドレッシーな雰囲気と手首になじむ着け心地の良さが魅力と言えよう。近年のヴィンテージデザイン人気が後押しして、再び注目度が高まっているミラネーゼだが、実はこれを製造できる企業は世界でも数少ないのが現状だ。
 理由はミラネーゼ作りには専門技術と豊富な経験を必要とするからである。
 

 ドイツ南部のフォルツハイムに本拠を構える“シュタイプ”は、伝統的なミラネーゼの製造技法を現代まで守り続けてきた貴重な企業のひとつ。1922年頃からミラネーゼブレスを製造しており、現在のラインナップにもそのノウハウが綿々と受け継がれている。
 それを象徴する工程のひとつが、プレス作業だ。機械でシート状に成形された線材は、その後帯状にカットされる。ただ、カットされた線材の側面はどうしてもエッジが立ちすぎてしまう。
 そこを、滑らかに仕上げていくことこそ、最も技術とノウハウを必要とするポイントだ。

 

ブレスの製作工程
ステンレススチールの線材をシート状に編み込む作業。30年以上前の古い機械に職人がつきっきりで仕上げていく

 
 シュタイプではカットしたブレスレットの側面から、プレスをかけて滑らかにしている。一見何ともない工程にも思えるが、このプレスの圧力は実に60トン。ケースを打ち抜けるほどの圧力を熟練工が手作業でかけていく。こうすることで、ブレスレットは滑らかな肌触りとなるわけだ。
 

編み込みの工程
針金をシートに成形する作業。30年前の機械で線材を編み込み、0.9㎜厚のシートに仕立てている。1990年以降、シュタイプはこうした極厚のミラネーゼを製造できるようになった
焼き鈍しの工程
素材がスチールの場合は“焼き鈍し”を行う。1050℃という高温で熱し、プレスで受けたひずみを取り除く工程だ。このような焼き鈍しを採用しているメーカーは極めて少ない

 
 ミラネーゼブレスの専門メーカーとも言えるこのシュタイプ。実は2015年から日本でも販売されている。決して安価なものではないが、上質なミラネーゼを探している人はぜひチェックしてみると良いだろう。
(文◎藤井健人/写真◎神戸シュン)
 
 

(左)U2784 (右)U2792

太めの線材を丁寧に編み込むことで完成するシュタイプのミラネーゼは、堂々たる存在感が魅力。上のモデルは堅牢な2重ロック式のバックル、下のモデルは長さの微調整が行えるエクステンション付きのバックルを装備する。
■(左)SS。ストラップ幅20・22㎜。4万1040円。(右)SS。ストラップ幅18・20・22㎜。3万4560円



 

シンシアー TEL.03-3929-4011 https://www.sincere-inc.co.jp

2018.06.13 UPDATE

RECOMMENDED

 2008年に創業したモリッツ・グロスマン。ドイツ時計産業の聖地であるグラスヒュッテにおいて、最も新しい時計メーカーでありながら、いまやドイツを代表する高級時計メーカーのひとつとして確固たる存在感を示している。

SPECIAL  

ザクセン州の首都ドレスデンに工房を構える独立系ブランド、ラング&ハイネは、往時の宮廷時計の伝統を受け継ぐ時計作りを現代に貫き、徹底したハンドメイドにこだわっている。

SPECIAL  

ドイツ南西部に位置するシュヴァルツヴァルト(黒い森)地方に興り、この地域の時計産業を牽引したユンハンス。同社への本社取材レポートをお届けする。

SPECIAL  

新たな経営体制のもと再スタートしたA.ランゲ&ゾーネがSIHH 2018において発表した新作は、生前、氏がよく口にしていた“決して立ち止まってはならない”という言葉を体現するがごとく、革新技術が導入された新規性にあふれたモデルが登場している。

SPECIAL  

LATEST ARTICLE

ドイツを代表するライカ社が腕時計を発表

カメラの製造で有名なライカ社が腕時計市場に参入。ベーシックなL1と第2時間表示付きのL2の2モデルを発表した。

NEW MODEL  

トーマス・ニンクリッツの伊勢丹メンズ館限定モデルが登場

ドイツ発の本格機械式時計ブランド、トーマス・ニンクリッツのフラグシップモデルである“グランドセコンド”。この日本特別注文モデルに、伊勢丹メンズ館限定モデルが登場する。

NEW MODEL  

バーゼルワールド2018<シャウボーグ②>

オーナーが生粋の時計愛好家であるという事実は、シャウボーグの時計作りにも大きな影響を与えている。なかでも特徴的なウオッチメイキングが、通常よりも彫り込みを深くすることで立体的な印象を際立たせた独創的なエングレーブだろう。

NEW MODEL  

ドイツ時計の魅力を再考する<A.ランゲ&ゾーネ>

2017年、1815コレクションに加わった1815 アニュアルカレンダーは、“決して立ち止まらない”を信条とするA.ランゲ&ゾーネらしいモデルだ。

TOPICS