コスモポリタンに捧げるアニバーサリーコレクション第5作
A.LANGE & SÖHNE
A.ランゲ&ゾーネ
A.ランゲ&ゾーネから、ランゲ1誕生25周年を祝うアニバーサリーモデルの第5作が発表された。
ホワイトゴールドケースに収めブルースチール針を添えて、25本限定で製作されるランゲ1・タイムゾーンだ。
グローバル化が進んだ今日の世界では、複数の時間帯の時刻を表示する複雑機構を搭載した時計が便利である。GMT機能を搭載する時計は、もうひとつ別の時間帯の時刻を表示するが、利用者はその時間帯を覚えておく必要がある。
またワールドタイム機構を搭載する時計は、複数の時間帯の時刻を同時に表示するが、表示が増えすぎて読み取りにくいのが玉に瑕だ。
それに対しランゲ1・タイムゾーンでは、24都市リングを取り付けたことによりもう一つの時間帯の時刻合わせが容易にできるだけでなく、二つの時刻を間違いなく読み取ることができる。
大きい方の時刻サークルがホームタイム、小さい方が第二時間帯の時刻表示となり、そして文字盤を取り囲む24都市リングには、全部で24ある時間帯に対応する都市名が刻まれている。5時の位置にあるゴールドのマーカーが指している都市名が、表示中の時間帯の代表都市だ。
8時位置にある調整ボタンを押すと、小さなサブダイアルの時針が1時間進む。したがって、このボタンを繰り返し押せば東回りで世界を一巡りすることもできるのだ。
二つのデイ・ナイト表示で、二つの時間帯の時刻が昼夜のどちらのものかが分かる点も見逃せない。どちらの時間帯の文字盤にも、小さな三角形のマーカーが付いており、ホームタイムとゾーンタイムのいずれのデイ・ナイト表示でも、ブルーの弧線部分が夜間を示している。
特筆すべきは、サブダイアルのゾーンタイムを大きなメインダイアルに移行させる精巧な同期メカニズムだ。これは、外国に長期間滞在するときに、第二時間帯の時刻をホームタイムにしたい場合に特に便利な機能である。
ランゲ1・タイムゾーンが2005年に世界各地で発売された際のキャッチフレーズは「ザクセンに生まれ、世界の時を告げる (Born in Saxony – at home around the world.)」というものだったが、つまり、このコピーには世界中どこにいても自国にいるように過ごせるという二重の意味が込められているのだ。
ランゲ1・タイムゾーン“25th アニバーサリー”エディションは、シルバーとブルーの控えめなカラートーンでまとめられている。直径41.9㎜のホワイトゴールドケースに収めたシルバーカラーの文字盤に、青焼きしたスチール針を添え、アウトサイズデイトを含め数字はブルーでプリントされている。ホワイトゴールド製ピンバックルを取り付けたブルーのアリゲーターベルトで、カラーコンセプトを整然とまとめあげている。
ランゲ最高品質基準に準拠して装飾仕上げを施した手巻きキャリバーL031.1には、3日分の動力を蓄えることのできるツインバレルが組み込まれる。サファイアクリスタルのシースルーバックからは、4分の3プレートに配置されたゾーンタイムを駆動する歯車を見ることができる。4個のビス留め式ゴールドシャトン、スワンネック形緩急調整装置を備えたチラネジテンプ、ハンドエングレービング入り中間車受けとテンプ受けも、A.ランゲ&ゾーネの品質の証しである。テンプ受けには、25周年にちなんで25日を示すランゲ・アウトサイズデイトのエングレービングを施し、彫り線をブルーで仕上げています。このモチーフは、“25th アニバーサリー”コレクションを成す10モデルに共通の特徴だ。
INFORMATION
アニバーサリーモデル第1弾 ランゲ1 “25th アニバーサリー”
アニバーサリーモデル第2弾 グランド・ランゲ1・ムーンフェイズ
アニバーサリーモデル第3弾 リトル・ランゲ1 “25th アニバーサリー”
アニバーサリーモデル第4弾 ランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー “25th アニバーサリー”
2019.05.25 UPDATE