1990年に創業したノモス・グラスヒュッテ。創業者は旧西ドイツで活躍していた敏腕デザイナー、ローランド・シュベルトナーだ。創業当初からの目標であったマニュファクチュールに向け、徐々に自社生産比率を高めてきたノモスは、2014年にヒゲゼンマイまで自製した脱進機“ノモス スイング システム”を発表。翌15年には厚さ3.2㎜の薄型自動巻きムーヴメントを開発するなど、高い開発力・技術力を世界に見せつけた。いまでは、その優れた完成度から実力派ブランドとして広く認知されている。