• facebook
  • twitter
  • instagram
HOME > WHAT’S NEW > NEW MODEL > 見どころが満載! クドケの自社ムーヴ

見どころが満載! クドケの自社ムーヴ

クドケ自社ムーヴメント1

 

クドケの新しい幕を開ける
芸術的な自社ムーヴメント

 

 彫金師にして時計師でもあるステファン・クドケ氏。その彼が作り出す腕時計と言えば、何といっても時計の土台を肉抜きしたスケルトンウオッチだろう。
 
 時計のデザインから加工までひとりで、しかも手仕事にこだわり一つひとつ手彫りで行う芸術的かつ繊細なエングレービングが高い評価を得るが、加えて、実は自社でローズゴールドメッキを掛け、手焼きの美しいブルースチールのネジを配するなど、ムーヴメントにもこだわってきた。一方、そのムーヴメントにはエボーシュを使い続けてきたが、時計師クドケのこだわりは、ついに初の自社製ムーヴメントを開発するにまで至った。
 
 そして初の自社製ムーヴメントとして発表されたのが、その名もカリバー1だ。開発に際し、かつて自身で購入したものの、長い間引き出しのなかで眠っていた古いイギリスの懐中時計がアイディアの源泉となったとのことだが、外見はまさにイギリスの懐中時計のようなスタイル。だが、そのディテールはいかにもドイツ的特徴を備え、クドケに新たな魅力を加えるユニークなムーヴメントとなっている。(文◎佐藤杏輔)

 

KUDOKE クドケ
カリバー1

バーゼルワールド2018に先駆けて発表された、クドケ初の自社製ムーヴメント。ドイツとイギリスが時計製作において協力関係を築いていた古き良き時代に敬意を評し、古いイギリスの懐中時計から着想を得たという。

■手巻き。18石。毎時2万8800振動。約46時間パワーリザーブ。直径30㎜、高さ4.3㎜。センターに時分、9時位置にスモールセコンド

 

クドケ自社ムーヴメント2
見た目だけでなく品質にもこだわり、キフショック耐震装置にトリオビス緩急微調整装置、さらにはドイツ、カール・ハース社製のクロノメータークオリティのヒゲゼンマイを採用した高級仕様に
クドケ自社ムーヴメント3
この機械が、ステファン・クドケ氏がかつて購入したまま、長い間引き出しの奥で眠っていたという古いイギリスの懐中時計に使われていたムーヴメント。確かにセンターに脱進機を支えるブリッジを置く独特のスタイルは、クドケの自社製ムーヴメントとそっくりだ

 

問い合わせ:シェルマン TEL.03-5568-1234 www.shellman-online.jp

2018.04.06 UPDATE

RECOMMENDED

 2008年に創業したモリッツ・グロスマン。ドイツ時計産業の聖地であるグラスヒュッテにおいて、最も新しい時計メーカーでありながら、いまやドイツを代表する高級時計メーカーのひとつとして確固たる存在感を示している。

SPECIAL  

ザクセン州の首都ドレスデンに工房を構える独立系ブランド、ラング&ハイネは、往時の宮廷時計の伝統を受け継ぐ時計作りを現代に貫き、徹底したハンドメイドにこだわっている。

SPECIAL  

ドイツ南西部に位置するシュヴァルツヴァルト(黒い森)地方に興り、この地域の時計産業を牽引したユンハンス。同社への本社取材レポートをお届けする。

SPECIAL  

2016年に発表されたグラスヒュッテ・オリジナルの新ベースムーヴメント、Cal.36。同社はこのムーヴメント開発にあたり、四つの原則を掲げたという。

SPECIAL  

LATEST ARTICLE

ヴェンペはドイツにクロノメーター検定を復活させた立役者だった!

長らく歴史の途絶えていたドイツのクロノメーター検定を復活させたヴェンペ。その拠点となるのが同社が所有するグラスヒュッテ天文台である。

SPECIALSPECIAL  

12月19日まで。14のドイツ時計ブランドが集うフェアが日本橋三越本店で開催!

日本国内で取り扱いのある14のドイツ時計メーカーが一堂に会する“ドイツ時計フェア2023”が日本橋三越本店 本館6階 ウォッチギャラリーで絶賛開催中だ。今年で5回目を迎えるフェアのテーマは“ドイツらしさ!”。

INFORMATION  

【ドイツ時計を深掘り】”ノモス グラスヒュッテ“から“クラブ キャンパスシリーズ”に流行のカラー文字盤モデルが登場!

 ドイツの時計製造聖地であるグラスヒュッテに本拠地を置く時計メーカー“ノモス グラスヒュッテ”がエントリーモデルである“クラブ キャンパスシリーズ”に流行のカラー文字盤を取り入れた最新作を発表したため、その詳細をお伝えす […]

WHAT’S NEW  

【ドイツ時計を深掘り】A・ランゲ&ゾーネの最新直営店がオープン!

 1845年、グラスヒュッテに時計産業を興したアドルフ・ランゲ。彼が興したA・ランゲ&ゾーネは、いまなおグラスヒュッテの市街地にあり、ドイツで最も優れた時計を作っている。しかしその歴史は必ずしも順風満帆とはいえな […]

INFORMATION