ユンハンス <テラスビルディング>100周年記念モデル
デザイン的特徴を取り入れたアニバーサリーリミテッド
20世紀初頭、世界最大のクロックメーカーであった名門ユンハンス。
その当時の旺盛ぶりを物語るもののひとつが、建築家フィリップ・ヤーコブ・マンツが設計し、1918年に完成したテラスビルディングだろう。
効率よく採光できるよう、山の傾斜に沿って階段状に建設されたこのテラスビルディングは9段からなる大きな建物で、以降の数十年間、ユンハンス工場をセンターピースとして稼働した。
そして2018年。このテラスビルディング完成100周年を記念したリミテッドモデルが発表されたのである。
ベースとなっているのは、1931年の発表以来、バランスのとれた文字盤デザインとプロポーションで今日もユンハンスを代表するマイスターコレクションのクロノスコープ。
テラス建物の壁装飾物の湾曲したデザインを取り入れた文字盤のミニッツトラックや、グリーンの壁タイルのデザインを反映したワニ皮革製のバンドが採用されるなど、テラスビルディングのデザイン的要素が加えられている。
さらに裏ブタにはテラスビルディングの刻印入りだ。
このリミテッドモデルは18金ローズゴールド仕様(100本限定)とステンレススチール仕様(1000本限定)が用意されていたが、残念ながら前者は先行販売されたドイツ国内ですでに完売済みとのこと。
他方、スチール仕様は1000本限定とは言え、その人気ぶりを考えると完売は必至だろう。5月中には日本国内で発売が開始されるとのことだが、購入を考えているなら、早めの決断をおすすめしたい。
INFORMATION
2018.04.28 UPDATE