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25周年アニバーサリーコレクション第8作はランゲ1の自動巻きモデル

 
 

A.LANGE & SÖHNE

A.ランゲ&ゾーネ

 
 8月2日(現地時間)、A.ランゲ&ゾーネが後援しているドイツ郊外の古城で開催されるクラシックカーショーで、ランゲ1誕生25周年を祝うアニバーサリーモデルの第8作が発表された。
 今作でベースとなったのはランゲ1の自動巻きモデルの“デイマティック”。レトログラード式曜日表示とブルーのアクセントを特徴とする文字盤をホワイトゴールドケースに収めた。


 
ランゲ1・デイマティック“25th アニバーサリー”1

 
 ランゲ1・デイマティックを一見したところ、手巻き式のオリジナルのランゲ1のように見える。
 しかし、同じようでどこか違う。
 
 特徴的なオフセンターデザインの文字盤がランゲ1と鏡映しとなっており、時分表示は右側に、そしてスモールセコンドとアウトサイズデイトは左側に配置されているのだ。
 またランゲ1ではリューズの横にパワーリザーブ表示が配置されているが、ランゲ1・デイマティックではその反対側にレトログラード式曜日表示が搭載されている。これは、自動巻き時計では、パワーリザーブ残量の表示よりも曜日表示の方が便利だと考えてのことである。
 
ランゲ1・デイマティック“25th アニバーサリー”2

 
 ランゲ1・デイマティック “25th アニバーサリー”の特徴は、直径39.5ミリのホワイトゴールドケースとシルバーカラーの文字盤に美しく映える青焼きしたスチール製針だ。
 ランゲ・アウトサイズデイトの数字を含むプリント文字の色は、針のブルートーンと統一。さらに手縫いのアリゲーターベルトにもこの2色使いのコンセプトを貫き、ステッチ入りのブルーのベルトにホワイトゴールド無垢製バックルを組み合わせている。
 
 自動巻きの自社製キャリバーL021.1は、最長50時間のパワーリザーブを実現している。そして効率的にゼンマイを巻き上げるのは、プラチナ製分銅を付けた大型センターローターだ。
 このローターが美しい装飾仕上げを施したムーヴメント上を回転する間、グラスヒュッテストライプとペルラージュ模様をはじめとする様々な装飾技術を駆使して仕上げた部品の数々が見え隠れする。
 
 緩急針のない調速機ではランゲ自社製ヒゲゼンマイがテンプを振動させ、テンワに取り付けられた6個の偏心錘で速度を調整。そして、独特のハンドエングレービング入りテンプ受けにも、“25th アニバーサリー”エディションならではの仕上げ装飾が施されている。
 
 

INFORMATION


モデル名 ランゲ1・デイマティック
“25th アニバーサリー”
型番 320.066
ケース素材 ホワイトゴールド
ベルト素材 手縫いアリゲーター
サイズ 39.5㎜(10.4㎜厚)
防水性 日常生活防水
ムーヴメント 自動巻き(Cal.L021.1)
備考 世界限定25本
税抜き予価 495万円

ランゲ1・デイマティック“25th アニバーサリー”の正面

 
 

A.ランゲ&ゾーネが後援しているクラシックカーショーで初披露


 
 アニバーサリーモデル第8作がお披露目されたのが、2019年8月2日から4日まで開催されるドイツ最大のクラシックカーショーだ。
 A.ランゲ&ゾーネが2015年から後援しているのこのイベントは、ドイツ・デュッセルドルフ近郊の古城であるディック城の英国式庭園を舞台に行われている。
 
 ホイールを付けて走る精巧なメカニズムあるいは腕元に着用する精緻な機構に情熱を注ぐ人々が一堂に会する場でもある同イベントにA.ランゲ&ゾーネは今年初めて、独自のテーマで2つの特集展示を開催。
 
 ディック城庭園では、2019年1月に発表されたばかりのツァイトヴェルク・デイトの大きなレプリカを取り囲むようにコレクションの最新モデルを展示。さらに時計師がランゲウオッチを組み立てる様子を見学することもできる。
 
 そしてもうひとつ、「A.ランゲ&ゾーネ館」となるオランジェリーでは、ザクセンの工芸美術という大きなテーマでの展示も行われる。ここでは、グラスヒュッテの工房に勤務する時計師、仕上げ職人、エングレーバーたちのほかに、マイセンの絵付師とフォークトラントのバイオリン職人もその伝統豊かな工芸技術が披露される。
 
 同社CEOのヴィルヘルム・シュミット氏は、イベント主催者との協力関係を自然な結び付きであると見ており、「時代を超越するデザイン、完璧な機構、そして優れた職人技はA.ランゲ&ゾーネが標榜する重要な価値基準です。私たちはこの価値基準を、これらのイベントに集うクラシックカーのファンやコレクターの皆さんと共有しています。だからこそ、高級機械式時計を愛する方々のなかに、クラシックカーにも夢中になる方が多いのです。」と述べている。
 

 
 そして、「ちなみに、私もそのひとりなのです。当社の設立者であるウォルター・ランゲも例外ではありません。彼が存命していれば7月29日に95歳になったのですが…。2012年5月に当社がコンコルソ・デレガンツァで初めてプレゼンテーションした時、ウォルター・ランゲが愛車メルセデス・パゴーデを運転してコモ湖へ駆けつけたのを、折に触れて懐かしく思い出します」と言葉を続けた。
 

故ウォルター・ランゲの愛車メルセデス パゴダ

 
<これまでに発表された“25th アニバーサリー”エディション>
第1作 ランゲ1 “25th アニバーサリー”
第2作 グランド・ランゲ1・ムーンフェイズ
第3作 リトル・ランゲ1 “25th アニバーサリー”
第4作 ランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー “25th アニバーサリー”
第5作 ランゲ1・タイムゾーン “25th アニバーサリー”
第6作 ランゲ1・ムーンフェイズ “25th アニバーサリー”
第7作 グランド・ランゲ1 “25th アニバーサリー”
 
 

問い合わせ:A.ランゲ&ゾーネ TEL.03-4461-8080
www.alange-soehne.com/ja

 

2019.08.03 UPDATE