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11/23・24の両日。GPHGで受賞を果たしたドイツの独立時計師、ステファン・クドケ氏の来日イベントを開催!

11/23・24の両日。
GPHGで受賞を果たしたドイツの独立時計師、
ステファン・クドケ氏の来日イベントを開催!

 

 
 ドイツの独立系時計ブランド“KUDOKE”の創始者、ステファン・クドケ氏が来日する。そして今週末には11月23日(土)に日本橋三越本店 本館6階 ウォッチギャラリー、24日(日)は伊勢丹新宿店 本館5階 ウォッチ シェルマンにて、その来日を記念したトークイベントが開催される。
 

GPHG(ジュネーブ時計グランプリ)で“Petite Aiguille”(小さい針)賞を受賞したクドケ夫妻

 
 クドケ氏は時計師であると同時に優れた彫金師でもある。そのためもともとは独創性に富んだスケルトンウオッチを得意としており、日本にもコアなファンをもつ。そんなクドケ氏だが2018年に念願の自社ムーヴメント、カリバー1を開発。その搭載モデルとして“クドケ1”を発表した。
 
 そして、その創造性と技術力が認められ、今年、独立時計師協会(AHCI、通称アカデミー)の準会員に選出されたことは去る4月に書いた記事ですでに紹介したが、今回はそのクドケ1の派生モデルとして開発され、バーゼルワールド2019で発表された最新作のクドケ2が、先ごろ行われたGPHG(ジュネーブ時計グランプリ)で“Petite Aiguille(小さい針)賞”を受賞したのである。
 

受賞作品のクドケ2(KUDOKE 2)。SS(39mm径)。5気圧防水。手巻き(Kaliber 1 in version 24H)。121万円

 
 クドケ2の最大の特徴は、クドケ1をベースに“ナイト&デイ”が描かれた24時間計が12時位置に追加されている点だ。夜空と星、そして昼間の太陽が彫金師でもあるクドケ氏ならではのハンドエングレービングによってドーム状のディスクに表現され、しかも2種類のメッキ処理が施されるなどかなり手の込んだ魅力的な作りとなっている。
 
 今回の来日トークイベントでは、この受賞作品であるクドケ2を中心に、ウオッチメイキングへの思いやこだわり、そして今後の展望などが語られるという。しかも当日は、要望に合わせデザイン変更ができるカスタムオーダーも受け付けるとのこと。世界に二つとない自分だけの1本を作れるチャンス。愛好家にとってはこちらも見逃せないところとなりそうだ。
 
文◎菊地吉正(編集部)
 
 

<イベント概要>

「独立時計師ステファン・クドケ氏トークイベント」
●日本橋三越本店
日時:2019年11月23日(土)15:00~
場所:本館6階 ウォッチギャラリー
 
●伊勢丹新宿店 
日時:2019年11月24日(日)15:00~
場所:本館5階 ウォッチ シェルマン
 

2019.11.19 UPDATE

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