• facebook
  • twitter
  • instagram
HOME > WHAT’S NEW > NEW MODEL > 【2020年新作時計速報】ジン(Sinn)

【2020年新作時計速報】ジン(Sinn)

Sinn

ジン

 

人気シリーズのサイズ展開など
選択肢がいっそう豊富に

 
 ハイスペックな本格派モデルを展開するドイツの時計ブランド、ジン。
 そんなジンから4月29日に発表されたばかりの2020年の新作速報をお届けしよう。
 


 

U50シリーズ

 
 海水耐性が優れているだけでなく、残留磁気を帯びずに反磁気性があり、さらに表面硬度が非常に高いといった特徴がある、ドイツ最新鋭の潜水艦Uボートの鋼鉄Uボート・スチールをケース素材に採用したジンのダイバーズウオッチ“Uシリーズ”に新作“U50”が登場した。
 
 Uシリーズで一貫して採用されてきた視認性に優れた文字盤デザインや、耐傷性の高い独自のテギメント・テクノロジーを施した回転ベゼル、そしてシリーズ名が示すとおり50気圧(500m)という高い防水性能を有する点など、高スペックを誇る本作。
 
 その最大の特徴と言えるのが、シリーズで初めて直径41mmのケースを採用した点だ。高スペックがゆえに、定番のU1でも44mm径とビッグサイズで展開されてきたUシリーズに、待望の小径版が登場したというわけである。加えてU50では厚みも11.5mmと、U1より2.8mmも薄くなっている。普段使いにも適した装着感を実現した本格ダイバーズウオッチだ。
 
 width=

■U50.S。Uボート・スチール(41mm径/11.5mm厚。ブラック・ハード・コーティング)。500m防水。自動巻き(Cal.SW300-1/42時間パワーリザーブ)。予価41万円+税(2020年夏発売予定)

 
 

1739シリーズ

 
 実用を追求した本格時計のイメージの強いジンだが、ジャーマンエレガンスを追求したクラシックなモデルも展開している。
 2つ目の新作は既存のクラシックライン“1736”(36mm径)に、新たに加わった39mm径ケース仕様“1739”だ。
 
 半分浮いたように取り付けられたアップライドインデックスやユニークなフォルムの針など、エレガントな中にも絶妙なセンスが光る意匠は以前のままに、1739では新たに高級感あるブラック文字盤仕様が追加され、選択肢が増えている。
 
 他方、エレガントさを追求しつつも、そこはジンの時計。独自のテクノロジーも盛り込み、実用的なスペックを実現している。
 そのひとつがリューズに採用されているD3システムで、これはケース、リューズ、チューブという3ピースになっている従来の構造を、チューブレスにしてパーツを減らし、防水性に対するリスクを下げた独自のテクノロジーだ。高い技術力でケースとの密封性を高め、横からの衝撃や湿気の浸透から時計を守る信頼性の高い構造となっている。
 

■1739.ST.I.S。SS(39mm径/9.1mm厚)。10気圧防水。自動巻き(Cal.SW300-1/38時間パワーリザーブ)。予価32万円+税(2020年夏発売予定)

 
 

556.RS

 
 ジンの代表的な特長を備えた入門モデルとして、高い品質とコストパフォーマンスを誇る556シリーズにもニューモデルが登場している。
 秒針を従来のホワイトからレッドペイントに変更し、判読性を高めた“556.RS”だ。
 
 時計の必要最小限の機能である時・分・秒とデイト表示のみに特化したシンプルな文字盤のなか、レッド秒針が絶妙なアクセントとなり、ファッション性がアップ。
 それでいて価格は既存モデルと同じ20万円というお値打ちな設定のままというのもうれしい。
 

■556.I.RS。SS(38.5mm径/11mm厚)。20気圧防水。自動巻き(Cal.SW200-1/38時間パワーリザーブ)。予価20万円+税(2020年夏発売予定)

 
 

問い合わせ:ホッタ TEL.03-6226-4715 https://sinn-japan.jp

2020.04.29 UPDATE

RECOMMENDED

 2008年に創業したモリッツ・グロスマン。ドイツ時計産業の聖地であるグラスヒュッテにおいて、最も新しい時計メーカーでありながら、いまやドイツを代表する高級時計メーカーのひとつとして確固たる存在感を示している。

SPECIAL  

ザクセン州の首都ドレスデンに工房を構える独立系ブランド、ラング&ハイネは、往時の宮廷時計の伝統を受け継ぐ時計作りを現代に貫き、徹底したハンドメイドにこだわっている。

SPECIAL  

ドイツ南西部に位置するシュヴァルツヴァルト(黒い森)地方に興り、この地域の時計産業を牽引したユンハンス。同社への本社取材レポートをお届けする。

SPECIAL  

2016年に発表されたグラスヒュッテ・オリジナルの新ベースムーヴメント、Cal.36。同社はこのムーヴメント開発にあたり、四つの原則を掲げたという。

SPECIAL  

LATEST ARTICLE

ヴェンペはドイツにクロノメーター検定を復活させた立役者だった!

長らく歴史の途絶えていたドイツのクロノメーター検定を復活させたヴェンペ。その拠点となるのが同社が所有するグラスヒュッテ天文台である。

SPECIALSPECIAL  

12月19日まで。14のドイツ時計ブランドが集うフェアが日本橋三越本店で開催!

日本国内で取り扱いのある14のドイツ時計メーカーが一堂に会する“ドイツ時計フェア2023”が日本橋三越本店 本館6階 ウォッチギャラリーで絶賛開催中だ。今年で5回目を迎えるフェアのテーマは“ドイツらしさ!”。

INFORMATION  

【ドイツ時計を深掘り】”ノモス グラスヒュッテ“から“クラブ キャンパスシリーズ”に流行のカラー文字盤モデルが登場!

 ドイツの時計製造聖地であるグラスヒュッテに本拠地を置く時計メーカー“ノモス グラスヒュッテ”がエントリーモデルである“クラブ キャンパスシリーズ”に流行のカラー文字盤を取り入れた最新作を発表したため、その詳細をお伝えす […]

WHAT’S NEW  

【ドイツ時計を深掘り】A・ランゲ&ゾーネの最新直営店がオープン!

 1845年、グラスヒュッテに時計産業を興したアドルフ・ランゲ。彼が興したA・ランゲ&ゾーネは、いまなおグラスヒュッテの市街地にあり、ドイツで最も優れた時計を作っている。しかしその歴史は必ずしも順風満帆とはいえな […]

INFORMATION