以前、本サイトにて先行公開したマックス・ビル バイ ユンハンスのバウハウスアニバーサリーモデル（記事はこちら）のサンプルが日本に届いた、という連絡をいただいたので早速実機を拝見してきた。
 

 
　このリミテッドモデルの最大の特徴は、ご覧の通りアンスラサイトカラーのケースやレッドカラーのアクセントなど、バウハウスの象徴的な建物からインスピレーションを得た配色だ。
　これまでのシンプルなマックス・ビル バイ ユンハンスに慣れ親しんだユーザーのなかには、この“らしくない”配色について「実際どうなのよ？」とお考えの人もいたのではなかろうか。
 
　筆者自身も“使えるシーンは少し狭まるかも”なんて思っていたが、実物を見てみると意外と落ち着いた色味。むしろシックな雰囲気が強調されており高級感がある。ジャケットスタイルにも違和感なく着けられるだろう。
 
　ひと目で“人気が出そうなモデルだな”とも思ったのだが、事実、お披露目となったバゼールワールドでも大好評だったようで、限定数1000本に対して、なんと1500本以上のオーダーが入ったという。もちろん当初の予定どおり1000本しか製造されないため、早くも世界的な争奪戦となっているようだ。
 

 
　発売は5月より順次開始。とりわけマックス・ビル バイ ユンハンスシリーズの人気が高い日本市場では、争奪戦もいっそう激しくなりそうである。
　なお、バーゼルワールドでの評価を受けて、このモデルのクロノグラフ仕様も今後製作される予定とのこと。こちらも楽しみである。
 

 
（文◎堀内大輔）