2020年を記念したジャパンリミテッドが登場
JUNGHANS
ユンハンス
1972年に開催されたドイツ・ミュンヘンゲームで公式タイムキーパーを担当した実績をもつユンハンスが、2020年を記念したジャパンリミテッドを8月に発売する。
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以前に取り上げたジャパンリミテッドがフォームをベースにしたのに対して、今回ベースとなったのは、文字盤にワールドマップを記したデザインが人気を博したマイスター メガである。
日本では、“マックス・ビル バイ ユンハンス”シリーズがよく知られているユンハンスだが、同社の歴史を現代に継承するヒストリカルシリーズとして展開されるこの“マイスター”が、実は本国ドイツで最も支持されているということをご存じだろうか。
デザインの原点となっているのは、精巧さと美しいスタイルを追求して1930年代初めに発表され、その後30年近くも製造されたロングセラーモデルである。クロノメーター取得数で世界3位の時計メーカーにまで登り詰めた50年代には、“マイスター”の名を与えた高精度なクロノメーターモデルが数多く展開されていた。
今日のマイスターシリーズは、この歴史的なモデルの意匠を受け継ぎ、2011年より展開されている。手巻き仕様、自動巻き仕様、クロノグラフ仕様、クロノメーター仕様などなど、そのバリエーションはマックス・ビル バイ ユンハンスシリーズ以上だ。
今回、発売されるジャパンリミテッドは、限定仕様として、白文字盤にグリーンのワールドマップをあしらった従来にない組み合わせで存在感がいっそう強調されている。またワールドマップをよく見ると日本のみがレッドプリントされているなど、細かなところまで日本仕様らしい作りだ。
そして搭載しているのは最新の電波ムーヴメント。毎日時刻を自動受信するので基本的に調整不要だが、これは“Junghans MEGA”と名付けた独自のアプリケーションを使い、このアプリケーション自体が電波局の役割を果たすことで、地球上、どのエリアにいても絶対的な精度を維持できるだけでなく、任意のタイムゾーン設定も行えるという優れた機能性も備えている。
その優れた機能性を文字盤デザインで端的に示したモデルなのである。
フォーム メガ ジャパンリミテッド2020同様、本作も202本の限定発売なのでお見逃しなく。
INFORMATION
(文◎堀内大輔)
2019.07.25 UPDATE