東京オリンピックが開催される2020年を記念したユンハンスの日本限定モデル
JUNGHANS
ユンハンス
バウハウス創設100周年を記念したリミテッドモデルを次々と発表し話題を集めるユンハンスから、今度は2020年に開催される東京オリンピックを記念したジャパンリミテッドが発表された。
公式タイムキーパーとして
先進的な計測方法を確立
遡ること45年以上前の1972年に開催されたドイツ・ミュンヘンオリンピック。同大会は、当時、圧倒的な強さを誇った日本男子体操がメダルを独占したほか、男子バレーボールでも金メダルを獲得するなど、日本勢が華々しい活躍を見せる一方、先進的な記録方法が注目を集めた大会でもあった。
その方法とは、ピストルを使って視覚、聴覚、そして電子信号の同時送信、加えて光センサー、デジタル クロックとインジケーターがTVをとおして、リアルタイムの観戦を可能にさせるというものだ。さらに史上初めて全ランナーの計測を個々に測定できるようにするなど、スポーツ競技のタイムキーピングにおいて新しい時代を呼び込んだ大会でもあったのだ。
この新しい計測方法を開発したのこそ、同大会の公式タイムキーパーを務めたユンハンスである。その新しい技術にアスリート、大会役員、そして世界各国のオーディエンスが感動したという。
そして現在、ユンハンスは、従来の電波時計の“使用可能なエリアが限定される”という弱点を克服すべく新たに開発したアプリケーションと連携させる次世代機“メガ”シリーズを2018年に発表し、再び大きな注目を集めている。
先進性を追求する姿勢は、ブランドのアイデンティティとして時代を超えて今日も受け継がれているのだ。
今回のリミテッドモデルは、そんなオリンピックとユンハンスの歴史的な繋がりを背景にして生まれたのである。
日本でも人気が高いメガのフォームA版
リミテッドモデルのデザインのベースとなっているのは、時計において最も重要な要素である“時”に焦点を当てた既存のフォーム Aである。
これに、日の丸にも使われているレッドをアクセントカラーに採用し、リミテッド感が演出された。文字盤の6時方向には、東京オリンピック開催年にちなむ“2020 Ltd”の文字もレッドペイントされる。またフェイス部分だけでなく、ベルトの裏面にもレッドカラーが採用されており、アーバンな雰囲気だ。
またもうひとつ忘れてはならないのが、先述した“メガ”ムーヴメントを搭載している点である。
これは“Junghans MEGA”と名付けた独自のアプリケーションが時刻情報を発し、つまりアプリケーション自体が電波局の役割を果たすことで、地球上、どのエリアにいても絶対的な精度を維持できるだけでなく、任意のタイムゾーン設定も行えるという優れた機能性を備えている。
ジャパンカラーをまとったこのリミテッドモデルを着けてオリンピックをもっと楽しもう。
INFORMATION
(文◎堀内大輔)
2019.06.13 UPDATE