モリッツ・グロスマン創立10周年記念モデル
暗色のグランフー・エナメルを施した美しい文字盤
2008年、グラスヒュッテに伝説的時計師モリッツ・グロスマンの名が蘇った。クリスティーネ・フッター氏とチームがグロスマンの先駆的な精神と精緻な機能性に対する哲学を継承し、21世紀にブランドとして再興したのである。
「真の時計作り」を掲げるそのブランドは、再興からわずか10年で時計業界で世界的に知られる存在となっている。
2018年、モリッツ・グロスマンは創立10周年という記念の年を祝って「真の時計作りの美しさ」というテーマのもとに、代表的なコレクション、ベヌーの特別限定版を発表した。
ひとつが稀少なプラチナケース仕様で文字盤全体にダークブルーのグランフー・エナメルを施したモデル。そしてもうひとつが、18Kホワイトゴールド仕様で文字盤にブラックのグランフー・エナメルを採用している。
暗色のグランフー・エナメルは特に珍しく、最高レベルの職人の技術を必要とする。表面に生まれる独特の光沢に時計愛好家の胸は高鳴ることだろう。
さらに、ムーヴメントにもアニバーサリーモデルだけの演出が隠されている。アーティスティック・フィニッシュ仕上げをほどこしたCal.100.1のテンプ受けには、通常の洋銀ではなくイエローゴールドが用いられているのだ。
なおプラチナおよびホワイトゴールドのベヌー・アニバーサリーはそれぞれ10本のみの限定発売となる。
2018.05.11 UPDATE