ランゲ1よりも大きくて薄い、25周年アニバーサリーコレクション第7作
A.LANGE & SÖHNE
A.ランゲ&ゾーネ
ランゲ1誕生25周年を祝うアニバーサリーモデルの第7作は、独特のダイアルデザインそのままに、サイズアップさせたグランド・ランゲ1がベースだ。ブルーのアクセントが美しいシルバーカラーの文字盤をホワイトゴールドケースに収めたアニバーサリーエディションとして、25本限定で製作される。
グランド・ランゲ1では、一瞥しただけでは分からないところに新機軸が盛り込まれている。
文字盤には、ランゲ1よりも大きめの時刻表示、アウトサイズデイト、パワーリザーブの各表示が重ならないように、黄金比で均整をとってオフセンターに配置されている。しかし、これを実現するためには、従来のランゲ1のムーヴメントよりもさらに時針と分針の軸を外側へとずらす必要がある。それはつまり、グランド・ランゲ1用にもムーヴメントを開発することを意味しているのだ。
そうして、簡潔明瞭なダイアルデザインを維持するための工夫を、細部の細部にいたるまで行き届かせた手巻きキャリバーL095.1が誕生した。ムーヴメント直径が34.1mmに拡大しているが、大径化による恩恵もある。組み込む香箱が1個だけというコンパクトな設計を可能にしたのだ。
パワーリザーブはランゲ1と同じ72時間でありながら、ランゲ1のケース厚9.8mmに対して、グランド・ランゲ1は8.8mm厚と1mmも薄いのはそのためだ。
またこのアニバーサリーエディションでは、青焼きしたスチール製針とブルーのプリント文字がシルバーカラーの文字盤に美しく映える。ホワイトゴールド製ピンバックルを取り付けたブルーのアリゲーターベルトが、優美さを一段と際立ている。
サファイアクリスタルのシースルーバックから見えるムーヴメントは、手作業で仕上げた397個の部品を組み立てたものである。受け石は合計42石あり、そのうち7石はブルースクリューで留めたゴールドシャトンで固定されている。彫り線をブルーでコーティングした手彫りの装飾模様が美しいテンプ受けには、昔ながらのチラネジテンプとランゲ自社製ヒゲゼンマイを組み込んだ調速機が収まる。
そしてテンプ受けに描かれた25日を示すブルーのアウトサイズデイトのモチーフが、このモデルがランゲ1“25th アニバーサリー”エディションであることをさりげなく伝えている。
INFORMATION
<これまでに発表された“25th アニバーサリー”エディション>
第1作 ランゲ1 “25th アニバーサリー”
第2作 グランド・ランゲ1・ムーンフェイズ
第3作 リトル・ランゲ1 “25th アニバーサリー”
第4作 ランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー “25th アニバーサリー”
第5作 ランゲ1・タイムゾーン “25th アニバーサリー”
第6作 ランゲ1・ムーンフェイズ “25th アニバーサリー”
2019.07.25 UPDATE