速報!“ルーメン”シリーズに最新作が登場
A.LANGE & SÖHNE
A.ランゲ&ゾーネ
暗闇で表情を一変させる
神秘的なクロノグラフ
“暗がりでも表示を読み取れる”という明瞭なデザインコンセプトで生まれたA.ランゲ&ゾーネの“ルーメン”シリーズに、ダトグラフ・アップ/ダウンをベースにした新作が登場した。
本日21時に情報が解禁されたばかりのプレスリリースの内容を、以下に転載させていただく。
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A.ランゲ&ゾーネが暗闇での高い視認性を特徴とする新作を発表します。昼夜を問わずいつでも時刻が分かるだけでなく、ストップウォッチ機能も、日中でも夜でも使用できます。暗闇でもすべての表示をはっきり読み取れるのは、半透明ダイヤルと夜光性表示のおかげです。フライバック機能、プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターおよびパワーリザーブ表示を搭載するこのクロノグラフは、製作数200本の限定モデルです。
ダトグラフ・アップ/ダウンは、その精悍さが漂うバランスの良いダイヤルデザインで、ひと目でそれとわかります。十の位と一の位を仕切る縦桟を付けた表示窓に収めたアウトサイズデイト表示が、ダイアル上部中央で存在感を示します。そして、スモールセコンドとプレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターをダイヤル下部の左右に配置し、アウトサイズデイトを頂点とする正三角形を描いています。ダトグラフ・アップ/ダウン“ルーメン”は、この均整の取れた配置によって、暗がりで斬新な美しさを発揮します。
それを可能にするのは、目に優しい特徴的なグリーン系の光を放つ蓄光顔料です。この材料をすべての表示に塗布し、暗がりでその光が半透明ダイアルを透過する仕組みです。時針および分針に蓄光顔料を塗布し、クロノグラフ秒針全体をこの顔料でコーティングしました。ブルースチールの秒針と分積算針は、夜光サブダイアル上で時を刻みます。ダイアル外周リングに刻まれた5分の1秒単位に細分化された分目盛りと、その外側にあるタキメータースケール、さらには小さな三角形のパワーリザーブ針も、暗がりで明るいグリーンに輝きます。
最大の見どころは何と言っても、夜光アウトサイズデイトです。十の位と一の位の二つの表示窓を持つこの日付表示は、深夜12時に日付が変わった瞬間にも光を放ちます。その秘密は、十の位用十字プレートと一の位表示用ディスクにあります。十字プレートには蓄光顔料を塗布し、ガラス製の一の位表示用ディスクにブラックで数字をプリントしています。一の位の背景には蓄光顔料が塗布されています。2枚の数字ディスクは、ダイアルの下で日中の光を蓄えねばなりません。半透明ダイアルを採用したのはそのためです。このダイアルは日中も、時計に独特の美しさを添えます。ダイアルのコーティングは明るいところで、表示の良好な視認性を約束するだけでなく、十字プレートに塗布した顔料が発光するのに必要な光を蓄えるのを保証します。明るいところで時計を見ると、アウトサイズデイト機構がよく見えるので、深夜12時に明かりを付けていれば、半透明ダイアルを通して日付表示が切り替わる様子をつぶさに見ることができます。
ダトグラフ・アップ/ダウン“ルーメン”は、A.ランゲ&ゾーネが2010年に初披露した“ルーメン”シリーズの4つ目のモデルです。サファイアクリスタル製の半透明ダイアルに施されたコーティングは、可視光の大部分を通さず、蓄光顔料が光を蓄えるのに必要な紫外線を通すという特殊なものです。周辺が暗くなるにつれ、暗がりを背景に光る表示が鮮やかさを増します。
A.ランゲ&ゾーネは1999年に発表したダトグラフで、クロノグラフムーヴメントの新標準を確立しました。そのフライバック機能により、4時位置のボタンを1回押すだけで計時を一旦中断するや、間髪入れずに次の計時をスタートするという連続計時が可能になりました。この希少な機能は時間を節約につながります。普通のクロノグラフでは停止、帰零、計時再スタートという3つの手順が必要ですが、フライバック機能なら1回の操作で済みます。
クロノグラフのプレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターは、クロノグラフ秒針が60秒目を刻んだ瞬間、つまりゼロを通過すると同時に一目盛り先に進みます。たとえその瞬間に計時をストップしても、分積算針はきちんと1分をカウントするのです。この複雑な機構により、容易に正確に計時できます。2012年に発表されたダトグラフ・アップ/ダウンは、昔ながらのコラムホイール制御式クロノグラフに改良を重ねただけでなく、完全巻上げ時には60時間あるパワーリザーブの残量を知らせる機能も備えています。6時位置に配されたパワーリザーブ表示がそれです。3日目に小さな三角形の針が赤いエリアに入ると、ムーブメントにエネルギーを補給する時期が来たことが分かります。
サファイアクリスタルのシースルーバックからは、454個の部品で組み立てられ、丹念な装飾模様が施されたダトグラフ・アップ/ダウン“ルーメン”の手巻きキャリバーL951.7の美しい姿がのぞきます。ランゲが独自に開発した偏心錘付きテンプは内製したフリースプラング式ヒゲゼンマイを備え、2.5ヘルツで、すなわち1時間に18,000回振動します。この振動数とダイヤル外周リングに合計300本ある分目盛りにより、5分の1秒単位の精度での計時を可能にします。直径41ミリのプラチナ製ケースにブラックのアリゲーターベルトとプラチナ製ピンバックルを組み合わせたこの新作を、200本限定で展開します。
INFORMATION
2018.10.24 UPDATE