クラシックカーイベントのアワード受賞者にランゲ特別モデルを贈呈
A.LANGE & SÖHNE
A.ランゲ&ゾーネ
A.ランゲ&ゾーネCEOのヴィルヘルム・シュミット氏にとって、クラシックカーと時計は美とエレガンスと実用性を伝えるメッセンジャーだ。
その思いを、2019年5月26日、コモ湖畔で開催された“コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ”の最後を飾る表彰式の祝辞のなかで「これらは最高度の精度と、美術の世界で知られるプロポーションの法則にならって美を追究する姿勢が形になったもの」であると表現している。
そして、最も美しいクラシックカーのために製作したホワイトゴールド仕様のハンドエングレービング入り裏ブタ付きランゲ1・タイムゾーン “コモ・エディション”を、アメリカから参加したデーヴィッド・サイドリック氏に贈呈した。
同氏が所有する1937年製アルファ ロメオ8C 2900Bは、コモ湖畔に居並ぶオールドタイマーのなかで最も美しい自動車として“ベスト・オブ・ショー”アワードを受賞。デーヴィッド・サイドリック氏は、2015年にもアルファ ロメオ8C 2900 スパイダー・ザガートで同賞に輝いている。
A.ランゲ&ゾーネが2012年から贈呈しているこの賞は、オールドタイマーの所有者が名車を後世に伝えるために注ぎ込んだ時間と努力への褒賞として創設したものである。シュミット氏はその趣旨を祝辞のなかでひと際強調し、「私たちは、現在だけでなく将来に対しても責任を負っています。ご臨席の皆様は、後世に伝えるべき豊かな文化遺産の維持保存に努めていらっしゃいます」と語った。
それを確信しているからこそ、A.ランゲ&ゾーネはディック城クラシック・デイズ(2019年8月2~4日開催)およびハンプトンコート宮殿コンクール・オブ・エレガンス(9月6~8日開催)も後援しているだ。これら名車の競演には、文化遺産を維持継承していくことを自らの義務と感じる大志あるコレクターたちが集う。
2019.06.06 UPDATE