バーゼルワールド2018<ノモス>
デザインとムーヴを一新したノモスのタンジェント
ノモス・グラスヒュッテのなかでもクラシカルでアイコニックなモデルであるタンジェント、オリオン、ラドウィッグが新ムーヴメントCal.DUW6101を搭載し、新しいネオマティックシリーズ、「Update(アップデイト)」として一新された。
この三つの新しいコレクションは、直径40.5㎜と、既存モデルのなかでも最大の直径でありながら、搭載ムーヴメントDUW6101の3.6㎜という薄さのおかげで、ネオマティックシリーズの特徴である薄さを保ったままデイト表示機能を身につけたという革新的な時計だ。
オリオンネオマティック41 デイトは豊かなプロポーションのフォントのデイト表示を3時位置に配置し、クラシカルでありながら調和が取れたデザインに。ラドウィッグネオマティック41 デイトは、このモデルの最大の特徴であった“ⅠⅠⅠⅠ”が表示されていた4時位置にデイト窓があり、エレガントなアラビア数字の日付けが、ローマ数字のアワーインデックスのなかにうまく組み込まれている。
そして、ノモスの1番のアイコニックモデルであるタンジェントは、誕生から26年目に突入した、“ノモス”の顔とも言える文字盤のデザインを大きく”アップデイト”し、外周にぐるりと沿うように配置された日付窓と、二つの赤いドットで表現されたカレンダーリングというタンジェントだけの唯一無二のデザインとして表現されている。
また新たなムーヴメントCal.DUW6101にも注目である。
既存のDUW3001をベースに、再創造と再構築の作業を経て、独自のメカニズムのデイト表示が搭載されたDUW6101の厚さは、わずか3.6㎜。さらにこれまでノモスのデイト表示付きモデルにはなかった”デイト表示の早送り機能”が追加されたというのも見逃せないだろう。
デザイナーのミハエル=パウル氏はこう言う。「このムーヴメントは、デザイナーに対して、モデルごとに完全に調和したカレンダーデザインを創造する自由度を与えてくれるだけでなく、その文字盤の裏側に隠されている、グラスヒュッテの時計職人たちの卓越した時計製造技術をいかに見る人に伝えられるデザインを生み出すか、ということにも挑戦させてくれるムーヴメントなのです」。
発売は2018年夏を予定。新生ネオマティックへの期待感が募る。
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