“910”に３カウンター式のニューモデル登場

 
　ブランドの創業55周年を記念し、2016年に300本限定で製作されたスプリットセコンドクロノグラフ、910.JUB。
　ジンは2018年のバーゼルワールドで、910.JUBと共通したデザイン的特徴を持つ新作910.SRSを発表し、“910”を新たなシリーズとして確立させた。
 
　モデル名にある”SRS”が示しているのは、“Stop Retour-Start（スタート、リセット、スタートの意）”。つまり４時位置のリセットボタンを一度押すだけで、その瞬間に計測中のクロノグラフ秒針を、ストップ、リセット、再スタートさせることができる、フライバック機能搭載のクロノグラフモデルだ。搭載するムーヴメントのベースとなっているのはETA社のCal.7750。ジンはこれにフライバックという複雑機構だけでなく、ブルーに仕上げたコラムホイールやネジを採用して見た目にも個性を与えたのである。
 

 
　赤の差し色が映える魅力的な文字盤デザインの配色は910.JUBから踏襲する一方、910.SRSでは12時間積算計を加えた縦の３カウンター式を採用。アプライドインデックスと二つのカウンターリングに光沢のある縁取りを施すなどして、スタイリッシュに仕上げられておりより現代的な雰囲気を強めている。
　なおスタイリッシュなブレスレット仕様以外にも、ホースレザー仕様、カウレザー仕様のバリエーションも用意されている。ヴィンテージテイストを楽しみたい人はこちらをチョイスするといいだろう。　
 

2018.05.01 UPDATE