ブルーアワーの名を冠したラコの新作
空の濃い青色を表現した
美しい文字盤カラー
1925年、フリーダ・ラッハーとルードヴィヒ・フンメルによって設立され、創業から90年以上もの歴史を誇るドイツ屈指のウオッチメーカー、ラコ。
第2次世界大戦期にはA.ランゲ&ゾーネなどとともに、ドイツ軍に航空時計を納品した実績を持ち、パイロットウオッチメーカーとして確固たる地位を築いた。現在も創業の地、ドイツのプフォルツハイムに本社を構え、現在は当時のパイロットウオッチをベースに現代風アレンジを加えた腕時計をいくつもリリースしている。
そんなラコから登場した新作は、落ち着いたネイビーブルーの爽やかな文字盤が印象的な“ブラウ シュトゥンデ(=Blaue Stunde)”シリーズである。
ブラウ シュトゥンデとは、天気が良く、雲がほとんどない空気の澄んだの夜明け前と夕焼けの後のわずかな時間にのみ現れる、空が濃い青色に染まる時間帯、ブルーアワー(ブルーモーメントとも)を指すドイツ語。新作は、このブラウ シュトゥンデにインスピレーションを得た文字盤カラーを採用している点が特徴だ。
文字盤デザインは、ドット付きの三角マークを頂点に1〜11までのアラビア数字、そして5(分・秒)刻みで読み取りやすくしたバーインデックスデザイン文字盤のアウクスブルク ブラウ シュトゥンデ、そして文字盤外側に60刻みの分・秒スケール、内側に1〜12までのアラビア数字インデックスがあしらわれたアーヘン ブラウ シュトゥンデの2タイプを用意。さらにそれぞれ42㎜と39㎜の2つのサイズバリエーションによる、計4モデル展開となっている。
2018年の最新作だが、早くも5月末頃から販売開始される。
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