ハンハルトのパイオニアシリーズ最新作
1950年代のクロノグラフの意匠を踏襲した3針モデル
ドイツの黒い森(ブラックフォレスト)でストップウオッチ、そしてクロノグラフを製造し、軍用としての採用実績も持つ屈指の名門ハンハルト。
現在、同社を象徴するコレクションといえば、かつての軍用クロノグラフに範を得たパイオニアコレクションである。
2018年、このパイオニアシリーズに新たなラインナップが加わった。
それがここで紹介する”パイオニア ワン”である。モチーフとなっているのは、40系キャリバーの完成形であるフライバック機能が追加されたCal.42を搭載し、1950年代に西ドイツの空軍に供給された417 ES(スチールケース仕様。なお417 Eも存在しており、こちらはブラスケース仕様)。余談だが、この417ESは、映画『栄光のル・マン』で有名なスティーブ・マックイーンが愛用した時計としても知られている。
パイオニア ワンでは、クロノグラフが廃されシンプルな3針モデルとして展開されているが、レッドペイントの施されたコインエッジベゼルや針の形状など、随所に当時のモデルの意匠が踏襲されている。一方で3時位置には実用的なデイト表示を備えるなど現代向きにブラッシュアップされている点は見逃せないだろう。なお黒文字盤のほか白文字盤も用意されており、6月より発売が開始される。
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